意識他界系大学院生のクソブログ

院試が終わったので体験談だったり解説をゆったりと書いていこうかなと思っています。院試関係ない日記も書きます。

院試勉強は何から始めるべき?

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どうもSNです。

 

タイトルの通り院試勉強ってなにからしたらいいの?ということについての記事です。

 

初めに言っておくとこの記事の対象者は 

・外部の大学院を受ける人(特に機械系)

です。内部進学するなら内部の先輩とかに聞いた方が早いので今回は外部を受ける人に向けて記事を書きます。

 

 

 

院試は過去問ゲー

さっそく本題に入りますが、まず外部の院試を受ける際に最も優先しなければならないのは

 

過去問を手に入れることです。

 

そして過去問を手に入れたら次にやることは過去問を基にして演習をする。

ぶっちゃけ院試対策ってこれだけと言っても過言ではないです。

 

当たり前すぎてカスみたいな記事やなと我ながら思いますが気にせずに以下この記事では過去問の入手方法演習におすすめな問題集について紹介します。

 

まず、過去問のことについて書きます。

 

過去問がなぜ重要か

院試というのはマジで過去問ゲーと言ってもいいくらいには過去問が重要です。

なぜなら大学院ごとに、もっと言えば専攻ごとに出題範囲や試験内容の傾向が大きく異なるからです。

 

なので効率良く院試勉強を進めるためにはとにかく早めに過去問を入手して出題傾向を把握するべきです。出題傾向をつかむだけでなく演習量も考慮すると最低でも直近5年分はほしいところです。もし過去問を手に入れられたら最初はまったく解けなくてもいいので一度すべてに目を通し出題範囲(最低でも科目がなにくらいは知っておくべき)の確認をしましょう。

 

 

内部生は過去問入手が容易なのでほぼ全員が出題範囲を把握した効率の良い対策を行うことができます。内部生が院試で有利と言われるのはこの点が大きいと個人的に考えています。一方で外部生は過去問を入手するだけでも一苦労ですよね。

 

内部生は先輩からもらったり、研究室に共有されているものがあるのですぐに手に入りますが、外部生はそう簡単にはいきません。

 

外部生からしたら過去問入手からしてハードルが高いわけですが以下におすすめの方法を示すので参考にしてください。

過去問の入手方法

まず、外部生が過去問を手に入れる方法としては一般的に次の3つがあります。

 

①大学に訪問して内部生からもらう(確実だけど最近は訪問しにくいので微妙)

 

5年分以上の過去問を手に入れる一番確実な方法です。内部生間ではだいたい過去問や解答が共有されているので研究室訪問の際に、内部生の方に尋ねればもらえると思います。運が良ければ解答ももらえるかもしれません。(ちなみに私はもらえませんでした)一番確実なのは間違いないですが最近は新型コロナウイルスのせいで大学に訪問するのも難しい状況にありますし、そもそも遠方の大学だと訪問するだけでアホみたいに金も時間も取られるのでそれが嫌だという人は次の2つの方法から試してみてもいいかもしれないです。

 

②大学院のホームページからダウンロードする(大学院によってはかなり遡って公開してくれているところがあるので試す価値あり)

 

大学院や専攻によっては10年分以上公開しているところもあるので自分が受けたい院の過去問を検索サービスで一度探してみるといいです。検索ワードは「〇大 院試 過去問 機械系」とか適当に調べると大抵大学のホームページが出てくるのでそこを見れば見つかるかもしれません。しかし、仮に運良くネットに公開されていても3年分だけとかだったり、数学などの共通科目はあっても専門科目がないということも多いのでその場合は①か③の方法に切り替えましょう。

 

③ネット上の人からもらう。(人気の大学の場合は一番おすすめ)

 

東大や東工大などの人気(?)の院だと外部から受ける人も多く、ブログなどで自身の経験談を語っている人も多いのでその人にコンタクトをとってみるのもありだと思います。ちなみに私はこの方法で東大院の過去問を手に入れました。私も過去問はそれなりに持っているので toriatama321@gmail.com に連絡をくれれば持っているものは渡せます。その際はどの大学院の問題が欲しいとか書いてくれるとスムーズです。

ちなみに私が持っている過去問一覧

 

・東大(H14-H31)

・京大(H02-R2)

東工大(H14-R1)

・東北(2004-2020)

 

です。すべて機械系の問題(数学+専門科目)となっています。解答はもらえなかったので渡せるようなものはありませんが、このブログの

 

過去問解説

 

にいくつか解答があるので参考にしてください。

 

とりあえず外部の院を受ける場合はこの3つの方法のどれでもいいので過去問を早く手に入れて勉強を始めましょう。

 

 

過去問の入手方法については以上になります。

おすすめの問題集

最後に演習用の問題集を紹介して終わります。機械系の方は院試対策問題集ならこれ!というものがあるのでここで紹介しておきます。使い方とかは次回以降書こうかなと思っているので今回は紹介だけしときます。

機械系大学院への四力問題精選

個人的に機械系の院試を受けるなら問題集は四力問題精選がめちゃくちゃおすすめです

 

 

この本にはいわゆる四力(材料力学、機械力学、熱力学、流体力学)の院試問題が載っています。制御や伝熱の範囲は残念ながら含まれていませんが機械系院試に必要な四力の知識がコンパクトにまとまっているのでおすすめです。しかし、短所もあって

 

・値段が4600円とお高い

誤植が非常に多い

・大抵の教科書と違って材料力学の軸が上向き正になっていて癖がある

 

値段に関してはかなりお高いですがそれだけの価値はあると思っています。誤植に関しては有志の方によって作成された

 

誤植リスト

 

なるものがあるのでこれを活用して自分で訂正すれば多少はマシになります。しかしこれ以外にもおかしくね?といったところも散見されるのでその場合には

 

四力精選専用掲示板

 

もあるので疑問があれば質問してみるといいかもです。ぜひ活用してください。

 

3つ目の材料力学の軸に関しては曲げモーメントとか直すのがめんどくさいので個人的には致命的な短所だと思います。僕はこれが嫌で材料力学だけは四力精選を使いませんでした。代わりのおすすめ問題集として次の本を紹介します。

JSMEテキストシリーズ

材料力学の専門書としてはJSMEテキストシリーズがおすすめです。

 

 

解説にも癖がなく、この本の練習問題をしっかり解けるようになれば院試の問題も結構解けるようになるという優れモノなのでめちゃくちゃおすすめです。大きくて持ち運ぶときにはかさばるという点と、章末問題の解説がないという短所はありますが、練習問題にはしっかり解説がありますしカラー刷りで読みやすく素晴らしい本です。

 

ぶっちゃけ材料力学はこれと過去問やればよっぽど難しい問題が出なければ合格点とれると思ってます。

 

 

長々書いてきてまとまりのない記事になってしまったので強引に記事の内容をまとめると

 

過去問をさっさと手に入れて出る分野の演習をしろ!

 

ってことです。当たり前ですがこれが院試対策の王道です。頑張ってください。

 

 


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