意識他界系大学院生のクソブログ

院試が終わったので体験談だったり解説をゆったりと書いていこうかなと思っています。院試関係ない日記も書きます。

【院試対策】材料力学のおすすめ専門書と勉強法

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どうもSNです。

 

この記事では四力の中の材料力学についておすすめの専門書や勉強法を書いていきたいと思います。

 

 

 

院試の材料力学はこんな感じ

材料力学はよっぽど難しい問題が出ない限りは得点源にできる科目だと思うので他の受験生に遅れを取らないようにしっかり対策しましょう。個人的には非常にとっつきやすいので四力の最初に取り組んで早い段階である程度完成させておくといいと思います。

おすすめの参考書

勉強方法については記事の後半で触れるとしてさっそくおすすめの専門書をいくつか紹介します。(上にあるものほどおすすめです)

JSMEテキストシリーズ

 

まずはJSMEテキストシリーズです。これが一番のおすすめです。

 

まず値段が2000円程度と専門書にしては安いのがいいですね。コスパ最強。中身もカラー刷りで見やすく公式の証明もしっかり書かれている点が〇。解説つきの練習問題がしっかり設けられていて演習もできるので、これ一冊で材料力学の公式暗記と演習が完結するのも素晴らしいです。

 

短所をあげるとすれば比較的大きい本なので持ち運びがしんどい点とたまに問題文が英語だったりする点、章末問題に解説がない点です。しかし、練習問題だけでも量は割とあるので理解には問題ないですし、英語も特に難解ではないので短所というほどでもないかな。

ぶっちゃけこの本の解説を読み込んで練習問題一通りやって過去問をやれば材料力学は割と点が取れる科目になると思います。

なので僕の材料力学おすすめルートは

JSMEテキストシリーズ→過去問

です。

もしも練習問題だけじゃ演習量が不足していると感じる方は以下の同シリーズから出てる演習書もあるのでそちらで補えばいいと思います。

 

 

正直僕は材料力学に関してはJSMEテキストシリーズ信者なのでこれだけでいいかなと思ったんですが、一応他にも使った本があるので紹介しておきます。次の専門書は材料力学極めてえ…みたいな人やJSMEも早々に終えて余裕がある人が見ればいいと思います。

材料力学(上・下)

 

中原一郎さんの材料力学(上・下)です。こちらの専門書は東工大の講義(?)をまとめたものらしい。上下巻構成の専門書でボリュームがすごいだけあって網羅性は抜群です。もはや載ってないことないんじゃないかなってくらい。ただ全部読むのはめちゃくちゃ大変なのでもっと詳しくやりたいとこだけ読むとか辞書的な使い方でいいと思います。院試の範囲は主に上巻に収録されていたはずなので上巻だけでも持っておくと便利かも。

実践 材料力学

実践 材料力学です。上の材料力学の上下巻の重要なところがまとめてある本です。一冊なので値段はお安く済むのでこちらだけでも十分かもしれません。

 

 材料力学の専門書はこんな感じですね。他の科目だとおすすめの専門書として四力精選を紹介するんですが材料力学においては四力精選はおすすめしません。四力精選の材料力学はなんか知らんけど軸が上向き正になってて他のテキストとの相性が悪く混乱の元になるのでJSMEでやることをおすすめします。

 

勉強法

次に勉強法について書きます。まず、材料力学は典型的な出題が多いため演習によって典型問題を確実に解けるようにしましょう。

特に梁の問題は典型的な問題が多く頻出なので出たら確実に解けるレベルにしておくべきです。

押さえておく点

梁の問題は院試レベルでも大体が曲げモーメント求めてたわみの微分方程式に代入し解を求める(JSMEの5章でやるやつ)か、カスチリアノの定理から解を求める(JSMEの9章でやるやつ)といった感じでほぼほぼ解法パターンが決まってます。このパターンをしっかりJSMEで演習して素早く正確にできるようにしておけば梁に関しては基本問題はないと思います。梁の問題を演習する際は計算を素早く正確に行うことを点に注意してするといいです。最初は遅くてもこのように考えて演習することでそのうち自分の中で計算のコツのようなものがわかってきて素早くできるようになると思います。

 

また、典型的な荷重条件の時の梁のたわみなどは公式として覚えておくのもかなり有効です。どうせ計算して求めなければいけないわけですが、結果を覚えておけば同じような問題設定の時に検算ができるので計算ミスに気付く可能性も上がります。なので個人的には覚えておくことを強くおすすめします。特に余裕がある方はたわみ曲線の式とかまで覚えておくといいですが、そこまでは無理だという人も下の表にある片持ちはりのたわみやたわみ角の値くらいは覚えておくといいです。

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とりあえず材料力学に関してはこんな感じで典型的な梁の問題などを中心に演習をして、院試範囲の公式をどう使うかを一通り理解した後は過去問をやるのが一番効率がいいと思ってます。これで典型的な問題に関してはほぼ解けるようになると思います。それ以外の問題もJSMEテキストシリーズや専門書を一通りこなした時点で解くためのパーツは揃っているはずなので調べながらでも解答を作成してみましょう。そうすることで確実に力がついてくると思います。

 

だらだらと書いたが材料力学はこんなんでいい気がする。

とりあえずおすすめルートはJSMEテキストシリーズ→過去問であると改めて言っときます。

公式は証明も確認すること!

あ、書き忘れてたけど公式は証明も含めてしっかり覚えましょう。過去問を見ればわかりますが東大院は公式を証明させる問題が小問として出たりしてるので対策しておけば確実に得点できてお得です。なにより理解も深まるので他の院受ける人も証明含めて覚えることをおすすめしてこの記事を終わります。

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。

 

 


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